ふるさと納税とは
ふるさと納税とは、自分で指定した任意の自治体へ行う寄付金のことです。
「生まれ育ったふるさと」「応援したい自治体」へ、寄付金の使途を選択したうえで行うことができ、寄付した額のほぼ全額が税額控除される日本国内の個人住民税の制度です。
ふるさと納税を3段階で解説します!
1段階目 ふるさと納税は地方自治体への「寄付」のことです
ふるさと納税はシンプルに言うと在住以外の自治体に行う寄付行為の事をいいます。
実際は、ふるさと納税をすることにより「税金の控除」などの特典が行われますが、控除を受けるには「手続き(後述)」が必要なので、それを行わないかぎりは、単純な寄付となります。
2段階目 寄付をすると、特産品と寄付証明書がもらえます
納付者の特典として、寄付金の額に応じて地元の贈答品を用意している自治体もあります。
寄付を通してその地方の豊かな自然が育んだ特産品を知り、堪能することができたり、美術館や記念館の年間入場券など、実際に現地に行って使用できるようなものなど、地方の良さをより身近に感じることができます。
また、あわせて寄付を行った証として、寄付証明書も送られてきます。
3段階目 寄付による税金の控除が受けられます
確定申告が不要になります!
2015(平成27)年4月1日以後に行われる寄付について、一定の条件の元で「ふるさと納税ワンストップ特例制度」が適用となり、確定申告を行うことなく、税金の控除が受けられるようになりました。
所得税からの控除は行われず、その分も含めた控除額の金額が、ふるさと納税を行った翌年度の住民税の減額と言う形で控除されます。
今までどおり確定申告を行う場合
ふるさと納税を行った翌年の3月15日までに、自治体より送付された寄付証明書を用いて確定申告を行います。
確定申告を行うと、ふるさと納税を行った所得税から控除され、源泉徴収などで収めた所得税がある場合は還付されます。
また、所得税からの控除に加えて、ふるさと納税を行った翌年度分の住民税が減額控除されます。